姫路駅から西に車で約12分、姫路市藤ヶ台児童公園は、鳥の形をした山の南側を開拓して造られた住宅地にある公園です。鳥の形をした山は蛤山(はまぐりやま)、麓の池は蛤池、蛤池と並んでいるのが高岳神社です。
高岳神社から蛤山への山道があり、高岳神社には蛤石が仰々しいくらい厳かに祀ってあります。高岳神社の蛤石の謎と蛤山(藤ケ台)を、調べます。
蛤山は、標高125.5m、頂上まで35分で登れます。今年2023年元旦、初日の出の映像をご覧ください。蛤山から姫路城まで東に約9㎞、姫路城がはっきり見えます。晴れの日は南に淡路島も見えます。

蛤山2023年元旦初日の出
今年初めて初日の出を、参拝に登りました。下山する人が多く最後まで見送ったのですが、、100人以上はいらしたように思いました。[一年の計は元旦にあり]大勢がお参りされていることにびっくりしました。
本殿奥に大きな石(岩)が鎮座しています。本殿横(東側)からは石を触れることが出来ます。また西に回ると、狛犬と門扉で厳重に守られ鳥居の向こうに大きな岩(蛤石)これが蛤石!と見上げる大きな岩です。大岩ですが、蛤石とも呼ばれています。

本殿右から間近かに見える蛤石

高岳神社本殿
挨拶をすると迎え入れてくれたのか、5本の鈴緒がふわっと揺れました。
蛤岩と名がついたのは、昔大きな石の上で蛤を拾い、幸せと長寿に恵まれたことから、蛤岩と名付けられたと神社の由緒碑に記されています。蛤岩が見下ろす藤ヶ台は、幸せと長寿に恵まれていて、蛤岩を大切に祀っています。

登る前の蛤石
狛犬の居る所もゴツゴツの岩の上で、門扉まで登り蛤岩を間近で見ました(下の写真)降りてきて撮った写真を見ると登った岩には、白い点が幾つも散らばっていて、安易に登っては行けない神聖な場所でした。

神聖な蛤石
蛤岩から蛤山への登山道入り口に、男女別々のトイレがあります。お祭りのときは使えますが普段は鍵が掛かっているので使うことが出来ません。

高岳神社トイレ
トイレ左の道が蛤山に登る山道です(御旅と言われています)
毎朝の散歩に来ると言われる方にお話を伺いました。

毎日の日課で散歩と参拝に来ています。絵馬堂が涼しくていいんですよ!絵馬堂でひと休憩して、もう一回り散歩します。
駐車場から絵馬堂を見上げて写真を撮ったら、神様の光が映り込みました。やはり高岳神社は神聖な場所です。

駐車場から見た、休憩が出来る絵馬堂

7月に夏祭りがありますよ

秋祭りはね、お神輿が10基も揃うんです。この駐車場が一杯になります。それは盛大ですよ3年ぶりに去年の秋祭りは神輿が見れて楽しかったです。今年も楽しみです。
物凄く嬉しそうにおっしゃいました。2022年の秋祭りは10月13日でした。

あちこちにロープと一緒に地域の名前が書いてありますが、管理担当とかですか?

いえいえ、お祭りのときに地域毎に別れて見る指定場所です。

高岳神社地域の場所
高岳神社では、通常のお祭りと21年ごとの式年大祭があります。姫路では姫路城南にある総社でも同じく21年に一度三ツ山祭が盛大に執り行われます。
20年に一度お社を建て替えるお伊勢さんと同じですね。この地を、神を忘れるでないぞ!と言う伝え継承なんですね。
参拝と散歩に訪れる人が途切れず続いています。感染に気を使っておられるのでしょうか?指示は無いのに参拝終わるのを離れて待っておいででした。
蛤池は周辺の道路より一段高く、周囲にはネットが張られた遊歩道があり安全策を取っています。子供たちの通園通学時間には、犬の散歩よくに出会います。飼い主と子供たちとの元気な挨拶が聞こえ、一日の始まりの活力になります。

蛤池
蛤の形のような蛤池の真上に位置する、藤ヶ台児童公園。自治会の手入れが行き届き遊具のペンキが、綺麗です。今年7月公園にスズメバチが飛んでいる、近寄らないように!と案内が来ました。子供を連れて公園に行った方からの報告で分かりました。
駆除をしたいが、危ないのでどうすればよいか考えた末、ハエトリガミをぶら下げる事にしました。蜂の習性で一匹が捕まれば続いて捕まり、居なくなるのではと皆で期待をしています。
蛤山は、山にシカやイノシシ、狸、狐、猿と一通りいます。山と住宅との境目まで出て来ている気配がありますと報告を受けています。その割には住宅街や畑を荒らして困る、と言う苦情は聞いたことがありません。

散歩中に大きな猿と鉢合わせになり、どうしたものかとじっとしていたのですが、猿には見下ろされ、犬は見上げましたがお互いにスルーでした。
蛤山は野生と共存?それとも人間は危ないと解っているのでしょうか?良い距離感なのかもしれません。
野生動物は侵入してきませんが、ムカデはやって来ます。春からムカデが家の中にまで、侵入してくるのがたまにきずです。隙間が無いと思っているのに、入ってきます。夜行性でお布団のような湿気と温度が高い所、特に足元にやってきます。
ムカデ対策に良いという粉を家の外回りに撒いたのに、今年はもう嚙まれました。ムカデは目が退化しているのですが、触角を使って移動します。昼間網戸だけにしていると、その夜は必ずと言っていいほど入って来ることが多いです。
外に面している家中の窓やドアの桟やレールに、防虫剤をかけるとその夜には入って来たことがありませんが、毎日防虫剤を掛けなくてはなりません。防虫剤をあちこちに掛けるのは苦手だったり、子供に触れるのが心配でもありますよね。

ハッカ油を出入り口全てにスプレーすると、不思議と入って来ませんよ。一年に一度のスプレーで大丈夫ですよ。
ムカデ対策を色々試した結果分かったことです。ムカデは樟脳(しょうのう)、ヒノキ、ハッカ、ローズマリー等のハーブの香りが苦手です。大事にならなくても嚙まれたら赤くなり、暫くしたら痒くてたまりません。ハッカ油を是非お試しください。
公園だけでなく、藤ヶ台全体を守り治めている高岳神社。蛤岩が住民に幸運と長寿と安全を与え守っているんですね。今年の秋祭りがとても楽しみです。

鳥の形の蛤山
東の入り口には社務所があり、高岳神社の由緒碑があります。ここから高岳神社に入ったのは、道路隔ててマックスバリューがあり帰りに休憩がしたかったからです。

高岳神社横のスーパーの休憩所
真夏の暑さではなかったのですが、帽子の下は汗でぐっしょり。冷房が嬉しくマックスバリューの休憩所でお茶を頂き、トイレも使わせていただきました。

姫路駅から高岳神社 グーグルマップより
車では、姫路駅からお城に向かって数秒、十二所前町東の信号を左へ(2号線西行き一方通行)2車線走行、途中から4車線になります。左から2車線目を走行してください。
今宿西の信号で右折、次の信号(ローソン手前の信号)を左折、坂道になり池が見えてきたら斜め右に入ります。行く手が分かれていますが、一番右手前に高岳神社の石碑を見て入ります。上がったら直ぐ駐車場に到着です。

高岳神社 駐車場への入り口

高岳神社の駐車場
駐車場は広いのですが、停車ラインはありません。見渡したところ20台は止めることが出来ますが、お祭りのときは神輿が上がりますので駐車スペースは無くなります。
電車では、姫路駅から姫新線 播磨高岡駅下車(一駅で5分ですが、一時間に数本なので確認してください)北へまっすぐです。細い道ですが、蛤池に着きます。右手を向けば駐車場に向かう道が見えます。徒歩約12分です。

高岳神社入り口

播磨高岡から高岳神社 グーグルマップより
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